SNS運用というと、投稿内容やデザインをどうするかに意識が向きがちです。
私自身も少し前までは、「何を投稿するか」をひたすら考えていました。それがSNSの発信だと思っていたからです。それは間違ってはいないのですが、投稿内容より先に考えたほうがいいことがあります。
それが「設計」です。
なぜ投稿の前に設計が必要なのでしょうか。
投稿は、きっかけのひとつに過ぎない
例えば、前からちょっと気になっていたカフェに入ったとします。
また来たいなと思うお店もあれば、それほど印象に残らないお店もあると思います。
SNSはお店のように直接対面することはありませんが、「また見たいな」と思う発信と、そうでない発信があるのは、お店選びと少し似ているかもしれません。
そして、その違いは一つの投稿だけで決まるものではありません。
投稿は「点」、発信は「線」
もしカフェをオープンするとしたら、外観を整えたり、心地よい空間を作ったり、メニューをそろえるなど、また行きたいと思えるお店づくりをしますよね。
お客さまはコーヒー一杯だけでそのお店を好きになるわけではありません。
お店の雰囲気や接客、居心地の良さなど、さまざまな体験が積み重なって「また来たい」と思うようになります。
SNSも同じです。
一つひとつの投稿は大切ですが、それだけで信頼が生まれるわけではありません。
投稿を通してどんな印象を持ってもらうのか。
どんな人として覚えてもらいたいのか。
そうした発信全体の流れを考えることが大切です。
人は投稿ではなく、積み重ねに反応する
SNSで、いつも楽しみにしているアカウントってありますよね。
毎週聴いているラジオやTVドラマの連載なども同じです。
最初は何気なく見始めたとしても、何度か投稿に触れるうちに、その人の考え方や雰囲気が少しずつ伝わってきます。
「この人の発信、なんか好き」
「また見たいな」
そんな小さな積み重ねが、その人らしさを感じさせ、アカウントの信頼やファンにつながっていくのです。
設計とは「どんな接点を作るか」を考えること
投稿前の設計は、単に注目される発信内容を考えることではありません。
どんな人に届けたいのか。
どんな印象を持ってもらいたいのか。
そして、どんな接点を作りたいのか。
それを考えることが設計です。
カフェが「どんなお店にしたいか」を考えるように、SNSも「どんな人として覚えてもらいたいか」を考えることから始まります。
投稿内容やデザインは、その後に決まっていくものなのです。