InstagramやLINEに比べて、X(旧Twitter)は「企業アカウントだと扱いづらい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
確かに、数字が伸びにくかったり炎上リスクがあったりと、難しさはあります。
けれど一方で、口コミや拡散という点では他のSNSにはない強みを持っています。
Xの強みと扱いづらさ
Xの強み
- 初見のお客様との出会い
検索やハッシュタグ、リポストから偶然発見されるケースが多い。
- 口コミ・拡散
「実際に使った人の声」が広がりやすく、広告より信頼されやすい。
- 軽い発信が合う場
写真や長文がなくても、短文ひとつで存在感を出せる。
Xの扱いづらさ
- 数字が伸びにくい
会社アカウントだと、いいねやフォロワーが増えにくい。
- 炎上や誤解のリスク
短文ゆえに意図と違う受け止め方をされやすい。
- 会社らしさとの相性
ラフさが求められる場なので、公式感が強いと浮いてしまう。
扱いづらさを減らす“ルール決め”
即時性が高いXは、予想外の反応が起きやすいSNSでもあります。
だからこそ、最初に社内で運用ルールを決めておくことが安心につながります。
- お客様の投稿への反応方法
「いいねをする・しない」「引用リポストして紹介するのか」を決めておく。
- DMの扱い方
すべて対応するのか、問い合わせはLINEやメールに誘導するのか。窓口を明確にする。
- トーン&マナー
ユーモアを交えるのか、あくまで丁寧さを貫くのか。会社の雰囲気をどう出すかを統一する。
会社での活かし方
- 業界や地域の情報収集
フォローや検索でトレンドや他社の動きをキャッチ。
- 雰囲気づくり
軽い投稿で会社の空気感や人柄を伝える。
- 口コミの橋渡し
商品をつぶやいてくれた人の声を許可を得て引用紹介したり、感謝を伝える。
まとめ
Xは、InstagramやLINEのように「売上直結のメインSNS」にはなりにくいかもしれません。
ですが、会社や商品を見つけてもらう/口コミが拡散するという点では大きな力を持っています。
会社アカウントで扱うのは少し難しいけれど、補助的に活かせるSNS。
会社にとっての「X」は、そんな立ち位置だと考えると現実的ではないでしょうか。