会社のSNSを続けていくうえで、意外と大きな壁になるのが「更新頻度」です。
最初はやる気いっぱいで毎日投稿を目指していたのに、数週間で息切れしてしまった…そんな経験はありませんか?
わたし自身も会社のアカウントを任されたとき、最初は毎日投稿を目標にしていました。けれど他の業務と重なって思うようにできず、「どうすればいいんだろう」と挫折しかけたことがあります。
無理のない頻度を決める
SNSは、「毎日投稿しなければ成果が出ない」と思われがちですが、実際にはそうではありません。
大切なのは “続けられる頻度” を決めて継続していくことです。
最初に気合を入れて毎日更新しても、他の業務と両立できず、途中で止まってしまえば意味がありません。
週1回でも月に数回でも、続けていけば十分価値があります。
わたし自身も最初は「毎日更新」にこだわって苦しくなりましたが、思い切って「週1~2投稿でもOK」に変えたら、気持ちが楽になり、安定した投稿ができるようになりました。
“続けること”そのものが、いづれ結果につながる――そう考えられたとき、無理に背伸びせず、自分や会社の状況に合った頻度で進めることができるようになります。
目的に合わせて調整する
更新頻度の考え方は、アカウントの目的によって変わります。
たとえば――
目的や施策が違えば「ちょうどいい頻度」も変わります。
大事なのは「数字を伸ばすための更新」よりも、「相手に伝わる更新」を優先することです。
わたしが担当していた会社のアカウントも、最初は「とにかく数を出せばいい」という方針でした。
ところが、繁忙期で業務が忙しくなり更新回数が減ったときに気づいたのが、更新回数でフォロワーの増え方や表示回数に大きな変化はないということ。
つまり更新頻度そのものより、1つ1つ内容を考えて丁寧に投稿したほうが、反応が良くなるのです。
月に何回更新するかは、あくまでも「めやす」であってゴールではありません。
「何のために投稿しているのか」を見直して、会社や自分に合ったペースを見つけましょう。
マイルールを作る
続けやすい更新頻度が決まったら、次は「マイルール」に落とし込みます。
例えば――
このように自分なりのルールを決めておくと、「今日は更新したほうがいいのかな?」と毎回迷わずにすみます。
わたしもマイルールを決めてからは、余裕を持って投稿を準備できるようになり、更新が途切れにくくなりました。
決めたルールは必ず守らなくてはいけない、と思わなくても大丈夫です。
通常業務もありますし、7割くらいできれば十分という気持ちでいたほうが長続きします。
ムリなく小さなルールを積み重ねていくことで、自然と「続けられる仕組み」ができていきますよ。
まとめ
SNSを更新するときに大切なのは、「正解の更新回数」を探すことではなく、自分や会社にとって続けやすいペースを見つけることです。
始めたばかりの頃は、毎日更新!と意気込んでも、すぐに成果が出るわけではないし、ネタもなくなり、本業が忙しくなるなどの理由で更新が止まりがちです。
SNSは、長期戦であることを認識しながら、じっくり確実に運用していきましょう。
この3つを意識すれば、数字に一喜一憂せず、安定した発信ができるようになりますよ。
更新回数に関係なく、続けること自体が信頼につながります。
大切なのは「途中でやめないこと」。
今日の一歩として、次の更新ペースを一度紙に書き出してみてください。
最初の目標なので、途中で変わってもOKという気持ちで。
「自分にとって無理なく続けられる更新頻度」はどれくらいか――それを決めることが、継続の第一歩になります。