SNSで安心感を伝える、3つの方法

価値や想いを発信に載せる 発信・SNSの整え方

SNSで商品紹介の投稿をし続けているのに、予想通りの反応が得られないと思うことはありませんか?

もしかするとそれは、商品の魅力が伝わっていないからではなく、「安心して選べる理由」が書かれていないだけかもしれません。

人は商品に興味を持ったあと、「どんな会社がつくっているのか」「信頼できる相手なのか」を知りたくなります。だからこそ、会社の価値や安心感を伝えることが大切。

では実際に、SNSで“信頼を積み重ねる発信”とはどんなものなのか?
ここから3つの視点で見ていきましょう。

実績やお客様の声を伝える

信頼を得るために、一番わかりやすいのは「第三者の声」。

どれだけ自分で「良い商品です!」と言っても、お客様はほんとかな?と半信半疑になりがち。
そこで効果的なのが、実績やお客様の声を具体的に見せることです。

  • 数字で伝える
     「累計販売数〇〇点」「創業から〇年」など、誰が見てもわかりやすい実績は安心材料になります。
  • お客様の声を紹介する
     レビューや感想の一部を引用すると、読み手は共感しやすくなります。
  • 導入事例をシェアする
     「こんな場面で使われました」と具体例を示すと、商品の活用イメージが広がります。

わたしも会社アカウントを運用していたとき、ただ商品の特徴を紹介するだけでは反応が薄かったのに、お客様の声を投稿に取り入れたことで、保存数や問い合わせが増えた経験があります。

実績や感想は、一度載せたら終わりではなく、定期的に小さく発信していくことがポイントです。
繰り返し目に入ることで「この会社は信頼できる」という印象が積み上がっていきます。

会社やスタッフの姿を見せる

お客様は「商品」そのものだけでなく、それをつくっている「人」の気配に安心感を抱きます。
人の顔が見えない会社よりも、日々の取り組みやスタッフの様子が見える会社のほうが信頼されやすいものです。

  • スタッフ紹介
     名前や顔を出さなくても「どんな思いで働いているのか」を一言添えるだけで温かさが伝わります。
  • 日常の一コマ
     製造現場の写真や、ちょっとした打ち合わせ風景など。お客様からすると“裏側”は新鮮に感じられます。
  • 小さなエピソード
     「お客様にこんな声をいただきました」「この作業にこんな工夫をしています」といった話も、安心感につながります。

わたしが運用していた会社アカウントでも、製造している様子を動画撮影して投稿したところ、再生回数がのびて、商品紹介より反応が大きかったことがありました。

社内の人にとっては当たり前の風景でも、お客様にとっては「知らなかった」「おもしろい」と思ってもらえる要素になります。

こうした“人となり”が見える投稿は、「この会社なら任せて大丈夫」という信頼感を育てていきます。

制作やサービスの背景を伝える

安心感を持ってもらうには、「どうやってつくられているのか」「どんな思いで提供しているのか」を知ってもらうことも大切です。

お客様に背景を知らせることで、商品やサービスに込められた価値も伝わりやすくなります。

  • 制作のプロセスを紹介する
     原材料の仕入れ方、製造工程の工夫、サービスができるまでの流れなど。丁寧な取り組みを知ると、安心感につながります。
  • こだわりや理念を言葉にする
     「地域の食材を大切に使っている」「お客様との対話を第一に考えている」など、普段の姿勢を伝えることで信頼が積み重なります。
  • ストーリーを添える
     「この商品が生まれた背景」「開発のきっかけ」など、ちょっとした物語があると、読み手は、商品を手に取った時、親しみを覚えるようになります。

商品の裏話やサービスを始めたきっかけを発信したことで「共感しました」「応援しています」といった声をいただいたこともあります。

「この会社だから選びたい」と思ってもらえるのは、こうした背景を共有できたときだと実感しています。

まとめ

SNSで「会社の価値や安心感」を伝えることは、見た目の数字を伸ばすテクニックよりずっと、長く信頼につながる土台となります。

  • 実績やお客様の声を伝える
  • 会社やスタッフの姿を見せる
  • 制作やサービスの背景を共有する

この小さな発信を積み重ねて、リピーターを増やしていきましょう。

今日の一歩として、次の投稿では「会社の思い」または「日常の一コマ」を添えてみてください。

きれいに書けなくても大丈夫です。投稿を続けるうちに、会社の雰囲気や姿勢が自然と伝わり、安心感が育っていきます。

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