SNSを続けていると、「これで合っているのかな?」と迷うこと、ありますよね。
わたしも会社でSNSを担当していたころ、同じように悩んでいました。
投稿を重ねても思うような反応がないと、「もっと多くの人に届けばいいのに」と考えがちです。
でも実際には、“みんな向け”に広げるほど発信はぼやけてしまい、誰の心にも届きにくくなります。
大切なのは、まず「誰に読んでほしいか」を思い描くこと。
届けたい相手が見えると、言葉や写真の選び方が自然に整い、発信も少しずつ安定していきます。
みんな向け発信の落とし穴
会社のSNSは「売り上げにつなげたい」「多くの人に見てもらいたい」と思うあまり、“みんなに向けた発信”になりがちです。
わたしも最初はそうでした。「全国の人に届けたい」と意気込んで投稿を続けたのですが、結果は反応が少なく、統一感もなくなっていきました。
対象を広げすぎると、こんな状態になりやすいです。
たとえ一時的に数字が伸びたとしても、ファンやリピーターにつながりにくい。
フォローされやすいのは「安定感のある投稿」や「独自の世界観」があるアカウントです。
万人に好かれる必要はありません。
むしろ会社の雰囲気や価値観を伝える場所としてSNSを使う方が、長く続きます。
相手を決めると何が変わる?
「誰に届けたいのか」を具体的に思い描くだけで、発信は安定します。
わたしも以前、“みんな向け”に投稿していたころは迷いばかりでした。
でも「地域の人」「リピートしてくれるお客様」と相手をしぼっただけで、迷いが減り、投稿内容が整理されてきました。
その結果、フォローやコメント、問い合わせが少しずつ増えていったんです。
あなたの投稿も、相手像が見えないまま「とりあえず発信」になっていませんか?
相手を決めるヒント
では「誰に届けたいのか」をどう決めればよいのでしょうか。
難しく考えず、最初の一歩はシンプルにいきましょう。
最初から完璧に決めなくても構いません。
たとえば「この投稿は誰に読んでほしい?」を一行メモするだけでも、ぶれは減っていきます。
まとめ
SNS投稿は“みんな向け”では届きません。
届けたい相手をイメージながら書けば、発信の方向性が安定しますし、言葉や写真も自然に整っていきますよ。
今日の一歩として、次の投稿を書く前に「この投稿は誰に届けたいか?」を一言書き出してみてください。
アカウント全体を、いきなり完璧に整えようとする必要はありません。
1投稿ずつ相手を思い描く積み重ねが、やがてアカウント全体の世界観につながっていきます。
少しずつで大丈夫。発信は整えていくほどに、自然と届いていきます。